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530シーベルトについて

530シーベルト」について書いてみました。「530シーベルト」のシーベルトとは、放射能の人体への影響量を表す単位のことを言います。

 

毎時530シーベルト下では、生き物は「1分弱で死亡」

 

放射能は何が怖い?人体へはどのように影響するのか?

 

東京電力は2017年2月2日、福島第1原発2号機の格納容器内部で撮影した映像を解析した結果を発表しました。結果は、これまで福島第1原発で過去に測定された最大線量毎時73シーベルトに対し、

 

2号機の格納容器内部の放射線量は過去最大、毎時530シーベルト(推定)だったそうです。

 

放射能はどうして生命にとって危険なのか?

放射能とは

「放射性物質」、「放射線」、「放射能」、という言葉が飛び交っていますが、どう違うのでしょうか?「放射能」とは放射線を出す能力のことですが、今は放射能を持つ物質である「放射性物質」の意味で使われています。

 

「放射性物質(放射能)」と書くとわかりやすいと思います。その放射能から出るのが「放射線」です。

 

出典:よくわかる原子力

 

 被ばくとは?

 

放射線を浴びることを「被ばく」といいますが、放射線は、人や動植物に悪い影響を
与えます。人体への影響の程度は浴びた放射線の量や種類によって病気の程度が全く変わってきます。

 

放射線を一度にたくさん浴びてしまうと「急性障害」といって、数日後から10日くらいで命を落とす確立がかなり高くなります。また、一命はとりとめた場合でも、酷い「やけど」や「脱毛」、「発疹」、「皮下出血」、「リンパ球」や「白血球の減少」、「下痢」などの症状が現れます。

 

急性障害はどんな人が浴びても必ず起こり、「確定的影響」と言われ、確定的影響が起きる一番少ない線量を、「急性障害のしきい値」と言います。大体100〜250ミリシーベルトと言われています。

 

浴びる量が少ない場合、症状はすぐには出ませんが、長い潜伏期間を経てからガンなどの障害があらわれる「晩発性障害(ばんぱつせい‐しょうがい)」になる人もいます。

 

 

  放射線を浴びると、人体に何が起こるのか?

 

放射線を浴びると、細胞のDNAに傷がつきます。たくさん浴びる「高線量」では、たくさんの放射線がDNAをズタズタにしてしまい、細胞は死んでしまいます。また浴びた線量が「低線量」で低く、DNAがズタズタにまではならなくても、ガンを引き起こす可能性はあります。

 

1ミリシーベルトの放射線を浴びると1万人に1人がガンになる(国際放射線防護委員会)とのことですが、人間の体のなかでは ,1ミリシーベルト浴びると1本、5ミリシーベルト浴びると5本、各細胞を放射線が通過しDNAを傷つけます。

 

1シーベルトならその1000倍、530シーベルトなら、53万倍もの放射線が各細胞内を通過しDNAを傷つけ、1分弱で生き物は死んでしまうそうです。

 

 

人間の細胞のDNAには、壊れたところを修復する機能があり、間違って修復されてもそれを見つけて正しく直す酵素が働き、常に正しいDNAがつくられていくようになっています。

 

しかし、低線量でもDNAを傷つけることがあり、それが間違えて修復されると突然
変異を起こしたり、また、仮に修復されたとしてもDNAは不安定で変異を起こしやすくなります。突然変異が一旦人体の細胞の中で起こってしまうと体はもう元には戻らないと言われており、たとえ弱い放射能でもガンにつながる可能性があるそうです。

 

また、人間の体は、60兆もの細胞が、生き変わり死に変わり常にそのサイクルで生かされていますが、例えば一度にそうとうな量の強い放射線を一気に浴びた場合(日常の生活ではまずありませんが)、DNAが傷つき、細胞の再生機能がそこなわれると、人体はそのまま死に向かっていきます。

 

 厚生労働省は暫定規制値などをもうけ、「これ以下なら安全です」という「しきい値」があるという考えのようですが、国際機関であるアメリカ科学アカデミーによると

、「しきい」値はないと結論づけています(原子力資料情報室(低線量被曝でも発ガンリスク:米科学アカデミー)

 

 外部被ばくと内部被ばく

体の外から放射線を浴びることを「外部被ばく」、空気や食べ物や飲み物などから放射性物質(放射能)が体内に入り体の中で放射線を浴びることを「内部被ばく」といいます。

 

原発事故により放出された人工放射能による「外部被ばく」は、放射線の影響がないよ
うな遠い場所にいけば避けることができますが、体内に取り込んでしまった場合に
は避けることができず、体内での放射性物質の半減期を過ぎるまで、至近距離で放
射線を浴び続けることになり、内部被ばく」のほうが人体への影響が大きいといわれています。

 

また、医療で浴びるX線やCT検査などでも放射線を浴びますので、病気が見つかるというメリットはありますが、注意が必要です。

 

福島第1原発、2号機内部で過去に測定された最大線量は、毎時73シーベルトで、東京電力は数値には30%程度の誤差があるとしています。人間は積算7シーベルト被ばくすると死ぬといわれていますが、毎時530シーベルトは1分弱で死ぬほどの高いレベル。解決にはまだまだそうとうの期間がかかると思われます。