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人工クモの糸、世界初!製品化に成功

人工で作るクモの糸が世界で初めての製品化に成功。人工合成クモの糸素材を開発するSpiber株式会社(スパイバー)は、NASA、米軍でも無理とされていた「クモの糸」を人工的につくり、繊維に変える技術に挑戦し、着実に成果を上げています。

 

クモの糸は鋼鉄の340倍!「世界一強靭な天然繊維」を人工的に生み出す!

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引用:スパイバー

 鋼鉄の340倍の強靭性

クモの糸は鋼鉄の340倍もの強靭性をもち、あらゆる産業に応用が可能。また順応性についても非常に高い素材で、革新性は多種多様。これまで石油に頼っていた繊維の概念を根本的から置き換えてしまう、100年来の “夢の繊維” 」ともいわれ世界から注目を集めています。

 

世界初、人工合成クモ糸の製品化に成功したスパイバー株式会社


Spiber株式会社(スパイバー)

種類 :株式会社

本社所在地 :日本

〒997-0052

山形県鶴岡市覚岸寺字水上234番地1

設立: 2007年9月26日

業種: 化学

事業内容: 次世代バイオ素材開発、DNAタグ技術開発、DNA情報記録技術開発に係る

事業

 代表者 取締役兼代表執行役:関山和秀

資本金: 25億3,458万円(2015年3月現在)

従業員数 :75名(2015年4月1日現在)

主要株主

荘内銀行

TICC卓越企業投資事業有限責任組合

やまがた地域成長ファンド投資事業有限責任組合

きらやかキャピタル

新生銀行(2014年10月31日現在)

ホームページ:https://www.spiber.jp/endeavo

 

タフさは鋼鉄の340倍 “夢の繊維”が生まれた背景とは

 

身近な「クモの糸」が繊維としての素晴らしさを持つ

身近な「クモの糸」が繊維としてはとてつもない可能性を持つといいます。人工合成クモ糸は、「史上最大」のポテンシャルをもつ持続可能な素材でそのタフさは意外にも鋼鉄の340倍。

 

クモの糸の成分であるタンパク質は、20種類のアミノ酸の組み合わせにより多種多様な繊維を生み出すことが可能で、組み合わせを変えることで、非常に丈夫であったり、ニーズに応じた多種多様な素材へと形を変えられ、素材のプラットフォーム(作りだすために必要な、土台となる環境)になり、

 

オーダーメイドでも多品種少量生産でも低コスト化が可能で、工業化という文脈においても革新的。さらに、石油を使わない全くの天然素材であるため環境性にも優れています。将来的には金属、ガラス、ナイロン、ポリエステルと同じように使われることも今後可能ともいわれています。

 

今後はアパレル分野だけでなく、輸送機器分野、医療分野へも応用ができるとのことですが現時点では素材としての早期の普及を目指すべく、開発から市場への投入までの期間が比較的短いアパレル分野に注力がされています。

 

 

 スパイバー創業者、関山和秀氏

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スパイバーの創業者、関山和秀さんは,2001年慶應義塾大学環境情報学部入学、同年9月から先端バイオ研究室である冨田勝研究室に所属。2002年より山形県鶴岡市にある慶應
義塾大学先端生命科学研究所を拠点に研究活動に携わり、慶應大生だった2004年9月よりク人工合成クモ糸素材の研究を開始。

 

 

これを事業化するため大学院に進学し、博士課程在学中の2007年9月、学生時代の仲間とともにSpiber(スパイバー)株式会社を設立し代表取締役社長に就任。2015年9月にアウトドアジャケットのプロトタイプモデルを発表します。

 

 

また2015年10月にはベンチャーキャピタル等から約96億円の巨額な資金を調達し、現在は産学官と連携しながら世界初の工業化を目指しています。

 

人工合成クモ糸の開発はNASAも断念。

 

人工合成クモ糸の開発はこれまで米軍を中心に世界の国で1990年頃から研究されていましたがうまくいきませんでした。理由は、微生物に遺伝子工学を使ってタンパク質をたくさん作らせる技術は、分野横断的かつ高度な技術を求められ、遺伝子工学の技術だけでなく、糸にしてからも製品として実用レベルのものにしていくまでにさまざまなハードルがあるそうです。

 

 

スパイバーの創業者である関山さんは、クモの糸の研究自体は2004年頃から大学の研究室で始め、同じようにそれらのハードルを一つひとつ越えていき開発をすすめました。そしてクモの糸を人工的に作れるようになり、より大きなものを作るため大学の研究室をでて、会社にし、一つひとつの開発がドk樹立してできる体制を整えたり、パートナー企業を見つけたりしていきました。一時期は資金繰りに大変苦労しバイトと掛け持ちでやっていた頃もあったそうです。