m-a-p-s.biz.ニュース

あらゆるジャンルのニュース情報を紹介

競馬や競輪の高額払戻金と一時所得、税金について

競馬や競輪などの高額払戻金、このお金には税金がかかる?掛からない?雑所得になる?と意見が分かれているようですが、どうなんでしょうか?

【解説】

理論的には、一時所得として確定申告しなくてはいけません。実務的には、確定申告してないケースも多々あると思います。たとえば、年間50万円超、儲けた人以外は税金の心配をする必要はありません。(一時所得の計算上、特別控除額50万円が設定されています。高額払戻金をゲットしたとしても、高額払戻金の支払時に本人確認があるわけでもなく、源泉所得税が差し引かれるわけでもなく、JRAなどから税務署に通知がいくわけでもないようで完全な自己申告のようです。申告する人の割合は少ないと思います。

一時所得の解説

競馬や競輪の払戻金。一時所得の収入になります。一時所得とは、事業から生じた事業所得でもなく、労働の対価の給与所得でもなく、資産の売買利益の譲渡所得でもない、その他の一時的な所得です。たとえば、つぎのような所得が一時所得に該当します。(業務に関して受けるもの、継続的に受けるものは除きます。)懸賞の賞金や福引きの当選金品、競馬や競輪の払戻金、生命保険金の一時金や損害保険の満期返戻金法人から贈与された金品、遺失物拾得者や埋蔵物発見者の受ける報労金、借家人の受け取る立ち退き料。ちなみに、雑所得とは事業所得や給与所得、一時所得など、9種類ある所得のいずれにも分類されない所得です。たとえば、年金や恩給などの公的年金等、非営業用貸付金の利子、著述家や作家以外の人が受ける原稿料や印税、講演料や放送謝金などが雑所得に該当します。そのほか、懸賞やクイズの賞金、競馬や競輪の払戻金と混同しやすいのが宝くじ。宝くじの当せん金については、宝くじの法律「当せん金付証票法」の第13条に、「当選金付証票の当選金品については、所得税を課さない」と規定されています。ですから、個人が受け取る宝くじの当選金に税金は発生しません。蛇足ながら、高額な宝くじがあたった場合、当せん金を受け取る際に「当せん証明書」を銀行に発行してもらいましょう。後々の宝くじ当選の証明資料になります。

一時所得の計算方法

一時所得の金額={総収入金額-収入を得るために支出した金額-特別控除額(最高50万円)}。たとえば、馬券の購入金額が50万円だったとします。

一時所得の金額=(2,000万円-50万円-50万円)=1900万円。その後、一時所得の2分の1をその他の所得と合算して所得税は計算されます。この計算式の「収入を得るために支出した金額」は、あたり券を購入するために支出した金額のみを意味し、たとえば、同じレースに3点。それぞれ1万円ずつ。合計3万円を支出して、1点のみが的中した場合、「収入を得るために支出した金額」は、1点の当たり券購入のための1万円のみです。それ以外のはずれ券購入も当たり券購入のための布石にはちがいないのですが、「収入を得るために支出した金額」に含められません。同様に、年間通算でマイナス収支だったとしても、もうかった分のみ申告しなくてはいけません。ちなみに、特別控除額50万円が設定されているので、年間50万円以上儲けた人以外は税金の心配をする必要はありません。計算された一時所得は給与所得などの他の所得の金額と合算され、所得税を計算するための基礎の金額になります。

(解説引用元)
光川税理士事務所(尼崎)