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「ハデ婚」の不手際?ホテル側新郎新婦に訴訟。支払い拒否。

「ハデ婚」の不手際として大阪のある新郎新婦が会場のホテルと当日の運営をめぐって、大きなトラブルに発展しています。ホテル側の結婚式の不手際に対し新郎新婦側が支払いを拒否したため、延長料金も含めた料金に対し損害賠償を求める訴訟をホテル側は大阪地裁に起こします。一方の新郎新婦側は「事前に打ち合わせしたのものがきちんと用意されていなかった」と徹底抗戦「華やかな結婚式」にケチをつけたのは一体どちらだったのでしょうか?

 費用の総額は800万円超?トラブルの経過について

結婚式があったのは2016年3月大阪市中心部のあるホテル。招待客175人。挙式、披露宴、二次会の費用も含め、見積もり金額は合計約808万円でした。結婚トレンド雑誌等の調査では、結婚式にかかる平均総額は352・7万円。平均招待客数は72・5人。相場と比べると、かなりの「ハデ婚」であったことが伺えます。当日の挙式を終え、夕方4時スタートの披露宴の中盤で、思わぬトラブルが発生します。お色直しでひな壇から新郎新婦が退場しようと立ち上がった時、招待客がわらわらと近寄り、酒を注いだり、あいさつしたり、途切れなく続き進行が止まります。司会者は制止すべく招待客らにアナウンスをかけたといいますが、規模が大きかったせいか招待客らは絶えることがなく制止できませんでした。披露宴が終わったのは、予定時刻を2時間超過した21時。二次会がお開きになったのは、23時でした。

ホテル側の譲歩

ホテル側は結婚式の翌日、延長料金として約42万円を請求。新郎新婦はすでに予約金5万円と式の費用803万円をクレジットカードで決済していました。しかし新郎新婦は「ホテル側の責任で披露宴と二次会が遅れた」と抗議し、支払いに応じません。ホテル側との間で翌月話し合いが持たれた際新郎は「支払った803万円についてはいったん取り消して自分が納得してから払いたい」と態度を硬化。 追加料金の約42万円と、式とは別である親族の宿泊料約17万円は支払う。挙式、披露宴、二次会の料金についてはいったん留保したいというものでホテル側はこの提案を受け入れ、カード決済分をいったん取り消します。その翌週ホテル側は「誠意の意味を込め」、103万円(生花ブーケ代や司会者代など)の大幅割引を提案。803万円から103万円を差し引いた“700万円”で交渉妥結を試みますが、しかし新郎新婦は納得しません。披露宴が超過したために、予定の半分である1時間しかできなった二次会がのフリードリンク代に関してはその分を減額すべきだとさらに抗議。ホテル側は「ではその半分である14万円を割り引き、686万円ならどうでしょうか」と交渉します。新郎は両家の両親と相談して改めて返事をするとして即座に回答せずその日の協議を打ち切りました。しかしその後も返答はなく、7月には連絡がつかなくなったため、ホテル側が提訴に踏み切りました。ホテル側は訴訟でこれまでの和解案を一部撤回し、「披露宴・二次会の遅延はホテルの責任ではない」と主張しました。

 

ホテルの不手際を列挙

新郎新婦側は進行をめぐるホテル側の言い分に真っ向から反論した上、当日のホテル側の不手際を列挙し9月に開かれた第1回口頭弁論で応戦。新郎新婦側の答弁書は、ホテル側の言い分とは大きく食い違うものでした。「事前の打ち合わせで人数が多い披露宴であることは確認していたはず。司会者にも『進行は慣れているので任せてください』と言われていた」ホテル側の主張である、司会者が来客を制止しようとしたというを否定し、新郎自ら「お色直しがあるからもう並ばないで」と頼んだとした。新郎新婦が言うホテル側の不手際はその他以下のようなもの。

(1)ホテル内美容室で親族女性がヘアセットをした際、担当美容師の態度が悪く、仕上がりも納得のいくものではなかった。本人も「この髪形、嫌や」と泣くほどだった。

(2)当日の支度中、頼んでいたブーケと全く違うものが届いた。抗議すると「季節的に同じものがない」と言い訳された。

(3)二次会で持つはずのブーケもチューリップのつぼみを予定していたのに、用意されたのはすでに開花したものだった。

(4)あらかじめ妊娠中の来客への配慮をお願いしていたのに、ひざ掛けを用意していなかったり、スタッフがシャンパンを注いだりしていた。

(5)来客らの見送りの際に渡すプチギフトも、打ち合わせとは違うものだった。

記者の取材に対し新郎新婦側は「結婚式をこのホテルで行ったのは事実です。支払うつもりがないわけではないですが、納得がいかなければ、払うことはできません」と今も怒りが収まらない様子で話したといいます。現在法廷では双方とも「和解に向けて検討する」ことで一致、今後、金額の交渉を経て、和解が成立するとみられています。

 まとめ

結婚式をめぐる相談は、国民生活センターによると2006年の949件に対し、2015年は1827件と倍増。ここ数年は1500件超としています。会場を仮押さえしたつもりが本契約として処理され、後からキャンセル料を請求されたり「契約・解約」に関する相談が全体の9割近くを占めています。そのほか「披露宴で出された肉が小さかった」等“食べ物”に関する苦情もい多い。式場側がありとあらゆるオプションを用意するようになったことや、新郎新婦側の情報量がネットを通じて格段に増えたことで、式場に求められるサービスの質が上がり、受け手の意識もかなりシビアになっているといいます。協会では旅行業者と同じようなキャンセル料を明記した約款をつくったり、弁護士らを迎えてスタッフの研修を行ったりとトラブル防止に力を注いでいるとのことです。