m-a-p-s.biz.ニュース

あらゆるジャンルのニュース情報を紹介

<無罪判決>客引きの大学生 さいたま簡裁、捜査手法を批判

<無罪判決>を言い渡された客引きの大学生とは、埼玉県さいたま市に住む22歳の男子大学生。数メートルにわたって執拗(しつよう)に客引き行為をしたとして現行犯逮捕されました。

裁判官は警察の対応を批判

 

<無罪判決>を言い渡された客引きの大学生は、いわゆる警察のおとり捜査により逮捕されました。無罪判決を受けた大学生は、2016年2月のある夜、さいたま市内で居酒屋のアルバイト中、店の外で客引きをしていました。そこへ客になりすました男女の私服の警察官が通りかかり、客引きの大学生はよくある居酒屋の呼び込みのように、この男女の私服の警察官に声をかけます。この時この男女の私服の警察官のとった行動について裁判官は批判をしました。男子大学生の呼び込みにこの男女の警察官は「お店にいってみようかな?どうしようかな?」「美味しそう・・」など、むしろ私服の警察官のほうから積極的な対応とおもわせるかのように会話をしながら数メートル歩いていったといいます。そしてしばらくしたところで、<執に客引きをした>として現行犯逮捕しました。起訴内容は「執拗(しつよう)に客引き行為をしたとする埼玉県迷惑行為防止条例違反」です。この裁判でさいたま地検は、罰金30万円を求刑していました。しかし、さいたま簡易裁判所はこの求刑に対し<無罪判決>を言い渡します。さいたま簡易裁判所の瀬尾豊治裁判官は判決で「つきまとった距離や執拗性に犯罪の証明がない」と述べました。警察による起訴段階では26.5メートルにわたって客引き行為をしたとされていますが、大学生はこの距離などを否認しています。 判決で、さいたま簡易裁判所の瀬尾豊治裁判官は「客引きをした距離は、起訴状の半分以下程度までしか認められない」とし、また、警察官が「お店にいってみようかな?どうしようかな?」「美味しそう・・」などの会話を大学生としていたことについて「むしろ警察官の方から積極的な応対をしていた」と批判しました。さいたま簡易裁判所の瀬尾裁判官は判決言い渡し後、大学生に「裁判でさぞ嫌な思いをしたことでしょう。就職も決まっているようなので、これからの人生に幸多からんことを祈ります」と大学生に温かい声をかけたといいます。一方、さいたま地検の葛西敬一・次席検事は「判決内容を精査した上で適切に対処したい」とコメントしています。